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応援頂いた皆様へ社団法人解散のご報告です
東日本大震災から12年、被害にあわれました方々に心からの御悔やみとお見舞いを申し上げます。
東日本大震災からの復興を目指し、島内の漁師や有志により立ち上げられた「にゃんこザプロジェクト」は全国から大変多くの皆さんに応援を頂き、改めまして皆様の応援に心より感謝申し上げます。
団体は専門家のアドバイスに従い法人化し、一般社団法人田代島にゃんこ共和国として活動を続けて参りましたが、お陰様で法人としての役割を終える時期が来ているとの判断から、過日社員総会にて法人の解散が決議されましたのでご報告させて頂きます。
皆様に使用する内容を明らかにした方法で募集したご支援から、先ず猫たちのご飯「キャットフード」の購入、島内の希望者への配布による給餌を開始しております。また、お約束の返礼品としての「猫のグッツ」「田代島の牡蠣の潮煮」は数年に分けてとなりましたが郵送、宅配便にて発送させて頂きました。中には当方の不手際などでご心配、ご迷惑をお掛けしたことも有った事と思いますが、お許しくださいます様改めましてお詫び申し上げます。
島内においては、仁斗田港ポケットビーチの津波で流失した公衆トイレ棟を再建、石巻市へ寄付、採納となり早い時期より島の復興工事に携わる関係者の方々や、島を訪れる観光客の方々にもご利用頂く事ができ、今も石巻市の管理のもとご利用頂いております。
港の漁業設備の一部としてフォークリフトなどの車輛、船の整備に使用する船台や洗浄機などを購入し田代島小漁師組合組合員の方々にご利用頂いています。
さらに、島のほぼ中央に有る学校跡地に残る建物を石巻市より借り受け修繕工事を実施。解体されて失われたトイレ棟を新たに建設。「田代島 島のえき」と名付け島を訪れる猫たちの応援を続けて下さる皆さんが気軽に立ち寄って休憩したり、食事の提供やみやげ物販売などの場所として運営を開始しております。更にこちらに建設したトイレ棟は法人解散にあたり石巻市に寄付、採納されております。
また、島内では猫たちをお世話下さる方々からの信頼も厚い、震災直後から定期的に来島を続ける獣医師達の強力な応援も受け、感染対策やワクチン接種等専門的な手当てやアドバイスも受けられる様になり、猫たちの健康管理の面で助かっています。診療活動に当たって一時保護の必要な猫や、経過観察の必要な猫は「島のえき」で保護し、そのまま住み続ける猫たちも増えて現在はにぎやかな大所帯となっています。猫たちに使うお薬代金など一部は負担しながらも、獣医師達の持ち出しに頼る所も多く、診療の活動及び宿泊旅費等は過去も現在もボランティアです。診療は今も続けられており、感謝以外の言葉は見つかりません。
「島のえき」は観光拠点ばかりではなく、多くの猫たちの住居でもある為、法人解散に向け一番の難問となり、施設を所有する石巻市、御担当の地域振興課や観光課の方々との解散への協議の過程で、だれか引き続き借り受けて「島のえき」を運営する方を探す案が提案され、当時島内にある市営の宿泊施設「マンガアイランド」の運営をされていた「合同会社くらしごと」様に令和4年4月より猫たちの世話もあわせて引き受けて頂く事が決まりました。解散に当たって猫ご飯を一定程度確保して給餌と島の希望者への配布を続けていますが、「島のえき」がそれらについても引き継ぎ、さらに購入を続けて下さっています。来島の際はお立ち寄り頂き猫達の様子や、島の様子にふれ、今後とも「島のえき」を応援頂ければ幸いです。
改めて、決算書類を表示させて頂きますが、80代の現役漁師が元気な、海洋資源豊富な漁場を抱える田代島。メンバーそれぞれに島での暮らしが有る事。元気に走りまわったり、無防備に日向に寝転ぶ猫たちの姿が守られていることに、改めまして心から深く感謝申し上げます。本来であれば応援頂いた皆様、団体の活動を支えて下さった関係各位の皆様それぞれにご挨拶すべき所ですが、この場を持ちまして心よりお礼申しあげ、解散のご報告とさせて頂きます。ありがとうございました。
令和5年3月吉日
一般社団法人田代島にゃんこ共和国
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かつての小中学校であった自然教育センター跡地を活用して田代島の魅力をお伝えする「島のえき」を運営しています。
東日本大震災の津波の影響により漁業、観光資源に大打撃を受けたため、猫島で知られる田代島の復興を目的として地元かき養殖者と有志が立ち上げた団体です。