
大泊集落入口風景
かやぶきの建物は辛うじて残ったが、内部はなにも残っていなかった
かつては住居があった庭と基礎
海が見えるはずのない高台から
海に面した住居は跡形も残っていない
大泊集落もこの惨状
津波で打ち抜かれた住居は全壊同様
集落に入ると外壁や塀も酷い崩壊状況
修復不能な漁具も漂流物
残存した住宅内部は瓦礫しか残っていなかった
鉄骨でさえこの通り
津波は基礎だけを残し、港内全てを破壊した
かき剥き小屋も全壊した
漁港に面した建物の9割は全壊または流失した
地震と津波の影響によるがけ崩れは島内至る所で見受けられる
避難できなかった自動車は建物内で水没していた
建物一階部は津波により全損
島唯一の大型冷蔵・冷凍庫も全壊
バッテリーも30個以上使用できない
フォークリフトも波を被った影響で動かなくなった
波を被って動かない車両
道路を寸断するがけ崩れは至る箇所で
ひび割れた護岸箇所は港の9割
付け根から折れ曲がった街灯
公衆便所に残ったのは折れ曲がった手洗い場だけ
コンクリートで覆われた公衆便所は跡形も無い
プレハブの作業小屋は木の葉のように流された
開発総合センターまで達した津波は約6m
仁斗田漁港の高台にある開発総合センターまで津波は到達した
作業小屋も津波の被害を受けた
修理の為の部品がなかなか入手できず修理するのも数ヶ月
避難した船も津波の影響で大半の船が操船不可の損傷
がれき撤去や漂流物撤去は日々の日課
以前の発着場所は満潮時以外でも水没
港内は60センチ以上沈下
仁斗田港も至る箇所で地盤沈下